自然観察人のマイスター

マイスター:鹿田敏彦 自然観察人

高瀬の森でカフェギャラリーと温泉付き貸別荘 「ベルヴィル」を経営するかたわら、安曇野を中心に花、動物など自然風景の写真を撮影。観光リポーター、「広報おおまち」市民記者などとして、四季を通じた美しい大町市の風物を市内外に向けて情報発信されている。

黒部湖の花々と鷹狩山花日記


黒部湖の花々 シロバナエンレイソウ


シロバナエンレイソウ2.JPG


「白色延齢草」と書く、深山のやや湿った所に生えるシュロソウ科の多年草です。最近までユリ科に属していましたが、新しい「植物分類表」でシュロソウ科に変更されました。

学名Trillium tschonoskii。
Trilliumはエンレイソウ属のことで、ラテン語の3を意味するtreisに由来しています。花や葉などが3枚であることから。tschonoskiiはマキシモヴィッツのために日本の植物を採集した須川長之助さんの名に因んでいます。

名の由来は、深山に生える白花のエンレイソウだから。

この植物は、薬効もあるけれど有毒植物なので、
素人は手を出さない方が良さそうです(^^;

清楚な白花は花言葉の通り奥ゆかしく落ち着きのある美しさなのだ
けれど、中には3枚目のような薄らピンク色に染まった「ほろ酔い美人」ちゃんも(♡v♡)

別名ミヤマエンレイソウ。

花言葉「奥ゆかしい心」「奥ゆかしい美しさ」「
落ち着きのある美しさ」










 






ギンリョウソウ




ギンリョウソウ2.JPG


 



第1回ガイド研修の13日には影も形もなかったギンリョウソウですが、24日には2か所で見かけました。

「銀龍草」と書く、
山地の腐植土の多い所に群生するツツジ科の腐生植物です。かつてはイチヤクソウ科に属していましたが、新しい植物分類表によってツツジ科になりました。ということは、エッ?これが樹木の仲間ってことですか???

学名Monotropastrum humile。Monotropastrumは、
ギリシャ語でギンリョウソウモドキ(アキノギンリョウソウ)の属するシャクジョウソウ属を表すMonotropaと、似ているという意味のastronの合成語で、Monotropa属に似ているという意味。humileは低いという意味です。

和名の由来は、
鱗片葉をつけた様子を龍に見立てたものだそうです。

薄暗い所に生え、全体に白く透き通ったような感じなので、
ユウレイダケ、ユウレイソウとも呼ばれます。

花言葉「そっと見守る」「はにかみ」「うらめしや」・・・って、
最後のは僕が勝手につけました(^^A



鷹狩山花日記 ホタルブクロ


ホタルブクロ1.JPG


なかなか晴れ間が出ないので足が遠のいていた鷹狩山ですが、久しぶりにちょこっと登ってみました。まだササユリは蕾でしたが、新しく咲いていてくれた花もたくさんありました♪

「蛍袋」と書く、北海道~九州の山地、
草原などに自生するキキョウ科の多年草です。

学名Campanula punctata。
Campanulaはホタルブクロ属のことで、ラテン語で小さな鐘という意味です。punctataは斑点のあるという意味です。

和名の由来は、昔、子どもたちが、夜つかまえた蛍を、
この花の中に入れて遊んだことからという説と、蛍の出る頃に咲くからという説もあります。

別名「ツリガネソウ」「チョウチンバナ」

若葉、若芽を摘み取って揚げ物にしたり、
茹でてさらしてから和え物、おひたし、汁の実や油いためにして食べ、花は開花期に摘み取り、酢の物、花サラダにして食べることができるそうです。

花言葉「愛らしさ」「誠実」「忠実」「正義」「
悲しい時のきみが大好き」

ところで、この花の属名はカンパニュラ。
この言葉の響きを聴くと、何故か、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に出てくる男の子カンパネルラを思い出してしまうのですね~。