自然観察人のマイスター

マイスター:鹿田敏彦 自然観察人

高瀬の森でカフェギャラリーと温泉付き貸別荘 「ベルヴィル」を経営するかたわら、安曇野を中心に花、動物など自然風景の写真を撮影。観光リポーター、「広報おおまち」市民記者などとして、四季を通じた美しい大町市の風物を市内外に向けて情報発信されている。

湯俣の噴湯丘まで行って来ました。


高瀬川上流の湯俣川と水俣川の合流点「出会」から湯俣川上流へおよそ1キロの範囲は、通称「地獄」と呼ばれ、両岸や川床に熱湯の噴出孔が数多くみられ、85℃を超える熱湯が噴出しています。

これは硫化水素を主成分とした単純泉で、河原の中に白色をした成層火山型の噴湯丘があります。

中にはすでに噴湯を中止したものもありますが、現在噴湯中のものもあり、1922年に国の天然記念物に指定されています。



今日は友人と、朝7時半過ぎに我が家を出発。高瀬渓谷の一般車で入れる終点の七倉まで行き、午前8時のゲート開門を待って、そこから特定タクシーで、黒四ダムに次ぐ日本第2位の堤高176mを誇る高瀬ダムへ。

しかし、期待していた紅葉は、まだ5分程度(>_<)タクシーの運転手さんの話によると、1週間ほど遅れているとのこと。陽の光にいまひとつ恵まれないこともあり、ちょっと寂しいな~(;_;)



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午前8時半に高瀬ダムを出発。途中、「日本のダム湖100選」にも選ばれている高瀬ダム湖の岸辺へ下りたり、パシャパシャと写真を撮りまくり、林道終点までたどり着いた時にはコースタイムを10分ほど上回り、10時近くになっていました(^^;

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しかし、慌てず騒がず、同じようなペースで野次喜多道中を続けます(^^)

それでも晴嵐荘への分岐に着いたのは11時40分ごろ。

そして湯俣川と水俣川の出合いに架かったつり橋を渡り、ロープを伝って湯俣川の河原へ下ります。



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ここはちょこっとスリルあり(^^;

その頃には硫黄の臭いがそこかしこからし始めます。川を覗きこむと、プクプク、プクプクを泡が出て、湯けむりが上がります。試しに指を入れてみると・・・アチ~!(◎o◎)

そして歩きにくい河原を更に進むと・・・見えて来たのですね~。噴湯丘。

かなりのんびりペースだったとはいえ、3時間20分かけて歩いて来ただけのことはありますね~。



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僕よりも前のタクシーで約20分早く出発した4人グループが先に着いてお昼休みをしておられま

した。本当は浅瀬を見つけて渡渉することを考えてサンダルも持って来たのだけれど、もうここで充分。

川の中で昨年の水害で崩壊寸前になっている噴湯丘の頂上部分で、沸騰した温泉がボコボコ煮立っているのも見ることが出来、自然の営みの壮大さに圧倒されました。本当に地球は生きている!

こういうのを目の当たりにすると、人間という存在の小ささを実感させられますね。小さなことにク

ヨクヨするのが馬鹿らしくなります(^^)v



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ここでお食事休憩。湯俣川の清流と湯気を纏う噴湯丘を目の前にしながらの昼食は、何とも形容しがたい爽やかさがあります。先着のグループからお漬物や烏賊徳利のお総菜を頂き、ラッキー♪12時40分、出発。後ろ髪を引かれるようにして、噴湯丘が見える限り写真を撮りまくり、湯俣の地獄を後にしました。



帰りはもう、一目散と言って良いでしょう。何せ、葛温泉の露天風呂が待っているのだから(^-^)

本来上り下りの少ない「水平歩道」と言って良い道なので、往路と復路のコースタイムは同じなのだけれど、復路は殆ど写真を撮ることもなく、トットコトットコ歩きます。名無しの小屋まで約40分。そこから林道終点までが約30分。そこから高瀬ダムまでが約55分。帰りは僅か2時間5分。3時ちょっと前には高瀬ダムについてしまいました(^^)

そして葛温泉の露天風呂に入り、とっても充実した一日を終えたのでした。

高瀬ダム界隈の紅葉の見ごろは、雨さえ降らなければ来週まで大丈夫ですね♪