自然観察人のマイスター

マイスター:鹿田敏彦 自然観察人

高瀬の森でカフェギャラリーと温泉付き貸別荘 「ベルヴィル」を経営するかたわら、安曇野を中心に花、動物など自然風景の写真を撮影。観光リポーター、「広報おおまち」市民記者などとして、四季を通じた美しい大町市の風物を市内外に向けて情報発信されている。

コブシの花を食べるお猿さん


小雨の降る中、高瀬入りの川沿いで、コブシの木に登って美味しそうに花を食べているお猿さんがいました。

 


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 大町でもコブシやタムシバが咲き始め、山麓や沢筋、山腹や尾根筋を白く染め始めているので、この木はどちらかな?と思ったのですが、花の下に葉が1枚ついていたのでコブシですね。タムシバにはこの葉がありません。



コブシは「辛夷」と書く、みなさんよくご存じの木蓮科の落葉高木です。

学名Magnolia kobus 。

Magnoliaはモクレン属 のことで、フランスはモンペリエの18世紀の植物学教授P.マグノルさんの名前にちなみます。kobusは、和名のコブシからです。

和名は蕾が拳の形に似ているからとも、果実が拳の形に似ているからとも言われています。また和名の漢字「辛夷」は、「モクレン」の漢名の漢字を我が国で誤って使ったために、それが定着してしまったのだそうです(^^;



別名「コブシハジカミ」「ヤマモクレン」また、昔はコブシが咲くと田植えを始めたことから「田打桜(タウチザクラ)」とも呼ばれたとか。



花のつぼみを採取し、風通しのよいところで陰干したものを、生薬で和辛夷(わしんい)といいます。それをきざんで、1日量2~5グラムに水0.5リットルを加えて、煎じながら約半量まで煮詰めたものを濾して、3回に分けて食間に服用すると、鼻カタル、蓄膿症、頭痛に薬効があるといいます。



そうか、あのお猿さん、頭痛持ちだったのかな?(^o^)



花言葉「信頼」「友情」「自然の愛」


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