自然観察人のマイスター

マイスター:鹿田敏彦 自然観察人

高瀬の森でカフェギャラリーと温泉付き貸別荘 「ベルヴィル」を経営するかたわら、安曇野を中心に花、動物など自然風景の写真を撮影。観光リポーター、「広報おおまち」市民記者などとして、四季を通じた美しい大町市の風物を市内外に向けて情報発信されている。

針の木雪渓とゼンテイカ


今日は今一つスッキリと晴れてはいなかったのだけれど、針の木のヤマトリカブトがそろそろ咲き始めているかな?と思って、針の木雪渓まで行ってきました。



勿論、お目当てのヤマトリカブトも咲き始めていてくれたのだけれど、もう遅いと思って諦めていたゼンテイカが咲いていてくれたのです♡166.jpg



「禅庭花」と書く、山地や高山の草原などに群生するワスレグサ科の多年草です。嘗てはユリ科に属していましたが、新しい植物分類表ではワスレグサ科に分類されました。



栃木県の日光に大きな自生地があることからニッコウキスゲとも呼ばれています。

ニッコウキスゲを「和名」とするものも多くありますが、新しい植物分類表によるとゼンテイカ(ニッコウキスゲ、エゾゼンテイカ)とされていますし、山渓カラー名鑑「日本の野草」でもゼンテイカとされていますので、僕はこちらを採りました。



学名Hemerocallis esculenta。Hemerocallisはワスレグサ属のことで、ギリシャ語の一日中を意味するhemeraと、美を意味するcallosの造語で、この花が一日花であることを示しています。esculentaは、食用のという意味があります。

ニホンシカこの花を好んで食べますが、ある山小屋で、落ちた花(決して摘んだものではありません!)を天麩羅にしてくれたことがあって、これがメチャ甘だったのです(^^)



風邪、不眠症、利尿に薬効があるとの記述がありますが、用法までは書かれたものがありません。

多分ヤブカンゾウと同じようにつぼみを摘みとり一度蒸してから日干しにして乾燥したものを用いたのであろうと思われます。



花言葉「情熱」「日々新たに」「心安らぐ人」「元気溌剌」「勤勉」176.jpg