岳の案内人のマイスター

マイスター:柏原一正 岳の案内人

種池山荘、冷池山荘、新越山荘の三代目オーナー。一正さんの父、柏原正泰(二代目)さんが、昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて、爺ケ岳南西斜面をトラバースして種池山荘へ至る登山道「柏原新道」を独自に切り開いたことにより、安全かつ短時間で爺ヶ岳、鹿島槍への登頂が可能になりました。今や代表的な北アルプス登山入門コースでもある柏原新道の整備には一正さんを先頭に山小屋スタッフが当たられています。夏山シーズン中には多くの登山者が北アルプスの大パノラマや可憐なコマクサやチングルマなどの高山植物との出会いをもとめて爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳に行き交います。冬には爺ガ岳スキー場で、溶岩窯で焼く手作りピザの店「パウダーパフ」を営業

7月入り!いよいよ夏山の世界へ


 黒部ダムへ向かう関電トンネルの真上にある鳴沢岳の新越山荘も7/1から営業再開して、私どもで経営する3軒の山小屋全部が今年の夏山シーズンのスタート台に着くことができました。さいわい大量の残雪による被害等もあまりなく、安心してシーズン入りを迎えることができてなによりです。7月最初の週末7/2から7/3にかけては、梅雨の最中ではありますが、日中はお天気も大崩れなく3つの山荘で数人ずつのご宿泊のお客様をお招きできました。



2011 0701 k 202.jpg



 私どものなかにあっては一番のメインルートである扇沢~柏原新道~種池山荘~爺ヶ岳~冷池山荘~鹿島槍ヶ岳のコースも雪解けが進み、滑落等の危険性もかなり減ってきました。また高山植物もこれから7月末のお花畑のピークへ向かってどんどんとお花の種類を増していきます。それにつれて登山者の入り込みも日に日に増えていきそうです。東日本大震災の影響で心配される今夏の入り込みでありますが、昨今の若い人たちの “山ガール”、“山ボーイ” ブームや、安定感のある中高年層の登山人気に誘われて、今夏もそれなりにお越しいただけるものと期待しております。今は順調な梅雨明けと、サンサンと輝く夏の日差しの到来を待つばかりです。 (7月4日)



2011 0701 k 222.jpg