岳の案内人のマイスター

マイスター:柏原一正 岳の案内人

種池山荘、冷池山荘、新越山荘の三代目オーナー。一正さんの父、柏原正泰(二代目)さんが、昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて、爺ケ岳南西斜面をトラバースして種池山荘へ至る登山道「柏原新道」を独自に切り開いたことにより、安全かつ短時間で爺ヶ岳、鹿島槍への登頂が可能になりました。今や代表的な北アルプス登山入門コースでもある柏原新道の整備には一正さんを先頭に山小屋スタッフが当たられています。夏山シーズン中には多くの登山者が北アルプスの大パノラマや可憐なコマクサやチングルマなどの高山植物との出会いをもとめて爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳に行き交います。冬には爺ガ岳スキー場で、溶岩窯で焼く手作りピザの店「パウダーパフ」を営業

北アルプスの春山情報

 sangaku.jpg6月6日には、北アルプス後立山連峰に登山シーズンの開幕近しを告げる針ノ木岳『慎太郎祭』が開催されます。今年の夏山シーズンもいよいよ始まるんだなと、気持ちも少々たかぶって参ります。ただ針ノ木岳をはじめ周囲の鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳等はまだまだ深い残雪におおわれており、いわゆる"夏山"というには、まだまだ早い季節です。装備もアイゼンやピッケルといった雪山用具も必要ですし、経験も大事な季節です。雪解けが進み安心して登山ができるようになるのは、やはり7月の声を聞いてからです。その頃にはほとんどの山小屋も営業を開始いたします。梅雨入り前の今は頂上からの大展望、可憐な高山植物に思いを馳せながらしっかりとした今夏の山行計画を立案されることをおすすめいたします。もちろん普段からのウォーキングやジョギングもシーズン入りを前に、入念になさってくださいね。