岳の案内人のマイスター

マイスター:柏原一正 岳の案内人

種池山荘、冷池山荘、新越山荘の三代目オーナー。一正さんの父、柏原正泰(二代目)さんが、昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて、爺ケ岳南西斜面をトラバースして種池山荘へ至る登山道「柏原新道」を独自に切り開いたことにより、安全かつ短時間で爺ヶ岳、鹿島槍への登頂が可能になりました。今や代表的な北アルプス登山入門コースでもある柏原新道の整備には一正さんを先頭に山小屋スタッフが当たられています。夏山シーズン中には多くの登山者が北アルプスの大パノラマや可憐なコマクサやチングルマなどの高山植物との出会いをもとめて爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳に行き交います。冬には爺ガ岳スキー場で、溶岩窯で焼く手作りピザの店「パウダーパフ」を営業

秋の気配がそこかしこに


9月8日の台風9号は北アルプスには影響することなく通り過ぎて行ってくれてホッとしたところです。かえって長い間の晴天続きで、雨不足のほうが心配なくらいでしたので、まとまった雨はありがたかったくらいでした。



台風一過の青空には秋の雲もやってきて、ようやく山の上でも暑かった夏の終わりが近づいてきた感じを受けました。山小屋の周りの木々や高山植物も日に日に秋めいてきており、ナナカマドの実もすっかり赤く色づいてきています。草紅葉も進み、足元のウラシマツツジの葉はかなり赤味を増してきています。主稜線の紅葉のピークは、今後の冷え込みにも左右されますが、ほぼ平年並みの9月末から10月初旬にかけてになるものと思われます。



爺ヶ岳の種池山荘周辺や柏原新道の上部の紅葉は派手さこそありませんが心に染み入るものがあります。種池山荘と冷池山荘の営業は10月16日(土)までです。今年はいつまでも温度高めの日が続きますが、もう岳はいつ初氷が張っても不思議でない季節です。これからは一枚上着も余分に持ってお出かけ下さい。 





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